老人の専門医療を考える会は、老人医療の専門家集団として未来に対する高い理想を堅持し、老人医療のあるべき姿を追い求め続けています。人口の高齢化が急を告げる現在では、老人医療はより身近な問題として認識され、活発な議論が展開されています。その中で少しずつ、しかし、確実に老人医療は変化しています。対人的なサービス業としての自覚、個々の老人にふさわしい医療の模索、地域ネットワーク機能との連携など、老人医療の進むべき指針が明らかになり、その実践が各地で行われ、利用者の信頼と支持を得つつあります。 これまで、老人の専門医療を考える会では「老人病院機能評価マニュアル」、「高齢者ケアへの挑戦」、「老人医療実践マニュアル」、「日本の老人病院」などを発表してまいりました。老人医療に携わる当事者の責任ある会として、今後も継続して現場によりよい刺激を与えるとともに、広く一般の皆様にも、老人医療に対し、ご理解と、忌憚のないご意見を頂戴してまいりたいと考えております。 今回の第27回シンポジウムでは「終末期をどう生きるか」をテーマと致しました。病院あるいは在宅で実際の老人医療に携わる医療スタッフから現在の状況を報告していただき、終末期の生き方について考えてみたいと思います。そして、今後老人医療の担い手として私たちは何を求め何をなすべきなのか、この討議を参加者の皆様に公開してまいります。 この会が老人医療を考える機会となり、参加者の皆様とともに老人医療の理想に近づくための一助になれば幸いと願う次第です。 |
開催日 | 平成17年3月12日(土) |
会場 | 銀座ガスホール ・JR/新橋駅銀座口徒歩8分 ・JR/有楽町駅中央口徒歩13分 ・地下鉄/銀座駅A3出口徒歩5分(銀座線・丸の内線・日比谷線) |
参加費 | 無料 |
申込方法 | お名前、ご連絡先をお書きの上、FAX、はがき、またはE-mailで老人の専門医療を考える会までお申込下さい。 参加証はございませんので、お申込後は当日直接会場受付までお越し下さい。 |
13:00 | 受付開始 |
13:30 | 開会挨拶 平井基陽(老人の専門医療を考える会会長) |
13:45 | 基調講演 各シンポジストより 基調講演T 最後まで口から食べることを大切に〜口のリハビリテーションのすすめ〜 栗原正紀(近森リハビリテーション病院院長) 基調講演II ターミナル期における医療ソーシャルワーカーの対応課題 基調講演III 在宅における終末期医療−ガンと痴呆症の2症例 基調講演IV 在宅ケアからの報告−訪問看護師・ケアマネジャーとして関わって− |
15:05 | 休憩 |
15:20 | シンポジウム〜終末期をどう生きるか〜 シンポジスト 基調講演講師4名 司会 齊藤正身(霞ケ関南病院理事長) |
17:00 | 閉会 |
栗原正紀(くりはらまさき)
大石桃子(おおいしももこ)
照沼秀也(てるぬまひでや)
櫻井栄子(さくらいえいこ)
齊藤正身(さいとうまさみ)
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